デジタルサイネージの媒体価値を上げる3Dクリエイティブの力
OOH/交通広告DOOH(デジタルOOH)
DOOHとは
DOOHとはDigital Out Of Homeの略で、外出時に接触するOOHのうちデジタルサイネージを活用したメディア全般を指し、電車内ビジョンや駅サイネージ 、街頭ビジョンやレジ横ビジョンなどが挙げられます。
屋内、屋外、交通など多岐にわたるOOH媒体をネットワーク化し、広告ターゲットに合わせた曜日別・時間帯別の配信や天気・気温など外部データと連動することで、環境に合致した柔軟な広告配信も可能です。
DOOHの種類
ダイナミックDOOH
インターネットとの接続やセンサーやカメラなどIoT機器との連動によって、天候など周辺の外部情報をリアルタイムで反映させた表示が可能なDOOHのこと。広告が見られているリアルタイムの状況を反映させることが可能なため、より広告効果を高めることができる。
プログラマティックDOOH
プログラマティックDOOHは複数の広告をネットワーク化し、一括して広告枠売買や配信の管理が可能なDOOHのこと。
DOOHをインターネットやIoT機器と接続することで、リアルタイムな広告効果が把握できるようになったことで、この広告枠の販売方式が普及している。
ダイナミックDOOH 導入媒体例
埼玉高速鉄道 ダイナミックビークルスクリーン
車内ビジョンに搭載されたカメラとIoT機器が取得した、車両内の温度、湿度などの状態や混雑状況、性別、年代などの乗客に関する情報をAIが解析し、車両内の環境変化に応じた動的な広告配信が可能。また、AIによる解析により、鉄道車両内の乗客の広告接触状況を計測することも可能となる。
実施事例
アルコール飲料メーカーが行った世界初の電車内ダイナミックDOOH展開
アルコール飲料メーカーは、2020年3月、埼玉高速鉄道の車内ビジョンを用い、乗客の性別や年齢に合わせてリアルタイムにターゲティングしブランドA、B、Cの広告素材を出し分ける、ダイナミックDOOHを実施した。 具体的には乗客の属性の割合を基準として、40歳以上が50%以上の時には「ブランドA」を、40歳未満が50%以上の時には「ブランドB」を、女性比率が30%以上の時は「ブランドC」の広告を放映した。 ダイナミックビークルスクリーンはカメラによる乗客属性の把握、推定が可能なので、広告放映前の状況から最適な素材を自動的に出し分けた。またプライバシー保護、個人情報保護に配慮した形で視聴ログも取得し、統計処理も行っている。 本件はデジタルサイネージアワード2020 DOOH部門で優秀賞も受賞している。
プログラマティックDOOH 導入媒体例
LIVE BOARD × DV360
ドコモが持つ位置情報データなどを活用し、街頭ビジョンの前にいる性別、年代などの属性データを把握、その属性に合わせた広告を配信することができる。またGoogleが提供するDSPであるDV360を活用するとWeb広告とDOOHへの配信が可能となり、リーチの拡大やシナジー効果が期待できる。
実施事例
家電ブランドがLIVE BOARDとDV360(YouTube広告)を展開
ある家電ブランドが2021年12月、LIVE BOARD広告とDV360(YouTube広告)を実施、出稿に伴い効果検証も行った。 効果検証の結果、LIVE BOARD広告接触者はブランド認知、ブランド興味、ブランド利用意向いずれも広告非認知者に比べ上昇、さらに同時出稿したYouTube広告とLIVE BOARD広告の重複接触者はすべてのスコアがより上昇していることがわかった。 また広告の接触状況からLIVE BOARD広告がYouTube広告が届かなかった層へのリーチ補完効果も確認、とくに家電量販店周辺プランで出稿したため男性へのリーチ獲得に貢献した。
ネットワーク型屋外広告
Cityscape(シティスケープ)
Cityscape(シティスケープ)は日本国内「40都市」を網羅し、公道上において、ターゲットの「目線の高さ」で展開できる貴重な屋外広告。 歩行者をはじめ、バス利用者・ドライバーにダイレクトに訴求可能です。
Mallscape(モールスケープ)
Mallscape(モールスケープ)はイオン・イトーヨーカドーの大型ショッピングモールで展開される、大型サイズのポスターメディアです。「郊外型の流通拠点」において、主婦層、ファミリーに対して、高いリーセンシー効果が見込めます。
空港媒体
空港媒体
空港媒体は国内外へ「移動する生活者」に向けて、デジタルサイネージ、シート、バナーなどの広告を、広い空間の中で展開できます。 海外旅行やビジネス出張など乗降客の利用目的が明確になっているため、状況に応じた表現企画が可能です。