

豊田:立ち上げの発端となったのはメンバーが見かけた、ある携帯ショップでのスマホ教室の様子でした。高齢者の方々が参加されていたのですが、冬にもかかわらずお店の外の通路で講習会が開かれていたんです。多くの人が教えを必要としているのに、適切な環境が用意されていない。デジタルが幸せに結びついていない状況に、危機感を抱いたのがきっかけになっています。
豊田:プロジェクトでは、オウンドメディアやSNSの運用にも取り組んでいます。デジタル庁をはじめとした関係各所への取材や調査を行い記事を作成、デジタルに関する「分からない」を「分かる」に変えるための情報発信を行なっています。
豊田:普通の広告の仕事とは別物になってきています。自分も普段はお客さんの条件を聞いて、目的や予算に合ったメディアプランを組むのが仕事。それは性にも合っているんですが、こちらでは0から1を作らなきゃいけない。自らが得意とする領域の外へ踏み出さないと、発展していかないと思うんです。
柴:何か一つ、プロジェクトならではの代表作と呼べるアプリやサービスを形にしたいですね。ただ、苦手意識のある人に訴求できる物となると本当に難しい。今はその大きな壁に挑んでいるところです。
松浦:時間はかかりますが、こうした自発的な活動が盛り上がれば、会社全体のプレゼンスも上がっていくし、思わぬビジネスチャンスが見えてくるはず。いわば自社に対する一種のブランディングとも言えます。これに触発されて、社内に新しいプロジェクトがどんどん立ち上がっていったら面白いなと思っています。
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デジタルわかる化研究所 (digiwaka.jp)