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小学校の頃からサッカーを始めて、大学でも体育会のサッカー部に所属していました。大学の部活は、200名ほどの規模で、合宿や遠征での荷物の割り振りを考えたり、スケジューリングをするなど、ロジスティクスや段取りの効率性を追求するのが好きで、今のプランニングに通じるものがあったのかなと思います。割と人が嫌がることでも率先してやるタイプだったかなと思います(笑)。広告業界を志望したのは、サッカーと同じく「チーム」で仕事がしたい、と思っていたのと、某携帯電話会社の広告を通じて自分の心が動いた経験があったので、自分も誰かの「好き」を作りたいと思ったことが理由です。仕事でも、サッカーと同じくその場での瞬間的な状況判断や対応が求められますが、組織としてクライアントに対応するので、メールや会話など、もっと地に足を着けてしっかり形に残しながらお互いの信頼を作るようなコミュニケーションを取らないといけないなと感じます。チームとしてお互い信頼し合うためには、先を考えたり、相手のコンディションを気遣うことが重要で、このあたりはサッカーの経験が活かされているようにも思います。
チームでのアウトプットは意識しますが、その手前の段階では、一人でデスクの上で悪戦苦闘しています。クライアントの課題に対して、予算の範囲内でメディアを組み合わせていかにターゲットに伝えるプランを考えるか、が仕事の基本的な部分になります。自分の考えた仮説が、データ的に裏付けられた瞬間は嬉しいですね。一筋縄ではいかないですが、考えること、書くことが好きなので、辛い時もありますが(笑)、仮説がハマった瞬間など、楽しい瞬間があるので報われます。何より、唸りながらプランニングしたシナリオがクライアントに認められると嬉しいです。戦略からクリエイティブまで提案する案件に入ることが多いですが、たとえコンペで負けてもそこは評価されると励みになります。もちろん勝つのが一番良いですけど(笑)。
自分がどのような人間であるのか、どのようなことをしてきたかを話す上で、初対面の人に対して、自分と同じ解像度に照準を合わせるようにコミュニケーションをすることが大事だと就活を通して学びました。たとえば、サッカーの話をするにしても、私がどんな場所、人、環境でサッカーをしてきたか分からないわけで、相手の人が想像しているグラウンドが芝なのか土なのかも分からない。具体ばかりだと長くなるし、抽象的過ぎると伝わらない。この行き来をすることが大事で、この学びは現在の仕事でも活きていると思います。 就活生の方にお伝えしたいのは、自分にとって当たり前だと思っていることは、他の人にとっては凄いこと・羨ましいことかもしれないということ。就活を通して自分がどういう人間であるかを知りながら、自分にとって興味があることを見つけてもらえればと思います。応援しています。
今でも定期的にサッカーやフットサルをしています。自分にとって、ボールを蹴って汗を流す時間は仕事もプライベートも充実させる上で欠かせない時間だと考えています。 社会人になってからもサッカーを通してたくさんの人に出会い、交友関係も広まったのでこれからも“健やか”に続けていきたいなと思います。