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課題に対して「何を伝えるか」と「どう伝えるか」を考えるのが、クリエイティブの仕事だと思っています。私はプランナー兼コピーライターなので企画や言葉で。一緒に働くデザイナーさんたちはビジュアルで。お互いに案を出しながら、頭の中にある感覚的なものを形にしていきます。特にやりがいを感じるのは、出したアイデアには必ずリアクションが返ってくること。狙い通りの反応がもらえたら最高ですが、自分の面白いと感じたことが他の人には伝わらないことも…。正直、別の人の案の方が面白い時には落ち込みもしますが、そういう視点もあったのかと、悔しさをヒントに変えて乗り越えています(笑)。
この業界を選んだのは、別の広告会社さんへのインターンシップがきっかけです。実は昔からテレビが好きだったので、学生時代は番組制作の現場でADとして働いていました。ただ就職活動をするにあたり、少し視野を広げてみたいと思ってインターンを始めたところ、広告の方が楽しいんじゃないかと思うようになりました。コピーを書くこともあれば、ラジオCMを考えることもある。映像でもイベントでもSNSでも構わない。幅広く考えられるのが魅力的でした。特にオリコムでは、興味や関心のあることを積極的に任せてもらえます。入社1年目から、漢方を訴求するための新聞広告の案を先輩たちが「いいね!」と言って採用してくれて、お悩み相談形式の原稿を1年にわたって担当させてもらいました。お客さんの役に立つなら何でもありなので、自由な気持ちで楽しんで働いています。
クリエイティブの仕事には、その人の価値観や生き方、パーソナリティーすべてが反映されると思っています。私自身は後ろ向きだったり人見知りだったり、自分の性格がコンプレックスだった時期もあります。だけど広告制作においては、ネガティブだからこそ生み出せるアイデアが、たくさんあると感じます。物事のマイナスな面を敏感に感じ取れるからこそ、課題を深く掘り下げて企画の糸口を見つけられる。そんな風に短所も強みにできる仕事なので、どんな個性もきっと役に立つはず。少しでも興味があれば、ぜひトライしてみてほしいです。私とは違ういろいろな個性に出会えるのを楽しみにしています。
学生時代は飲食店のアルバイトをしており、ネイルができなかったので、社会人になり欲が解放されました。好きな映画やキャラクターをモチーフにしたり、旅先の国のイメージをデザインしたりしながら楽しんでいます。仕事がうまくいかない時も、とりあえず爪は可愛い、と気分を上げられますし、先日は、名刺交換の際に奇抜なデザインが話題になりました。なかなか役立っていますね!

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