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  4. 2024年度GX事業が取り組んだCO2算定について

2024年度GX事業では組織算定チーム商品算定チーム2つのチームを立ち上げCO2算定を行いました。

  • 組織算定:事業会社としてのCO2算定(2023年度分)
  • 商品算定:取り扱い商品のCO2算定(某鉄道会社のB3シングル中吊り広告)

組織算定:事業会社として排出するCO2を算定すること

組織算定:事業会社として排出するCO2を算定すること


2023年度の会計データを元に算出を行いました。自社における直接排出は行っておらず、Scope1の数値はゼロとなります。一方エネルギー起源の間接排出にあたるScope2は、全て買電の数値となります。Scope2以外の間接排出にあたるScopes3に関しては、その大半は上流、仕入れ過程での排出となります。下流、売上げ過程での排出も数値は低いものの算定を行っております。


※Zeroboard管理画面より抜粋

Scope2の算定結果


東京本社をはじめ、札幌・名古屋・大阪・福岡、各支社で契約するオフィスビルでの買電による数値になります。尚、東京本社においては再エネ100%電力を使用しております。

Scope3上流の算定結果

Scope3上流において最も排出割合が高かったのは、Category1の購入した製品・サービスによるものです。次いでCategory6の出張、Category7の通勤となります。

Scope3下流の算定結果


Scope3下流において最も排出割合が高かったのは、Category13のリース資産となります。その他のCategoryについては、いずれも低い数値となります。


商品算定結果における全体概要

商品算定:取り扱う広告商品が排出するCO2を算定すること


GX・グリーントランスフォーメーションを推進していくにあたり、まず自社のGHG排出量を把握するために、Scope1,2,3の算定を行いましたが、我々が提供する広告商品のGHG算定も行い、開示していくことを目指して進めている活動が、商品算定となります。対象としたのは、某鉄道会社の車両内の中吊り広告です。以下の条件で算定を行いました。


算定対象:交通広告中吊りシングル(B3)
算定範囲:交通広告におけるポスター印刷、ポスター輸送、設置、廃棄まで

結果概要


中吊り広告においては、原材料調達段階の排出が全体の9割超を占め、製造段階の排出が2番目の大きな排出源でした。本製品のライフサイクルにおいて、原材料の選択が環境負荷の主要な決定要因となっているため、仕入れ先の原材料選択や再生可能エネルギーへの切り替えが全体的な環境パフォーマンス向上により大きな影響を与える可能性が高いと考えています。


今回中吊り広告という車両内の広告の算定を行いましたが、今後はその他の車両内広告や駅広告、OOHやdOOHなど、プロモーション全体での算定を行い、CO2が効果指標の一つとして流通する世界を目指していきます。CO2を削減し同時にビジネスを成功への導くプロモーションを実現すべく、活動して参ります。

GX(グリーントランスフォーメーション)事業

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