WORKS 事例紹介サッポロビール
サッポロビール「ダイナミックDOOH」車内広告
SITUATION
テクノロジーの進化により、OOH媒体にもデジタル化の波が押し寄せてきて久しいなか、電車内でも属性を判別して広告素材を出し分けるスペックを搭載したビジョンが出来るとの情報を得て、具体的展開プランに着手。「広告効果の見える化」「ターゲティング」「結果を集計」などといった新しいOOHの展開を模索し、機能を最も効果的に発揮できるプランを一から設計、実現となりました。
サッポロビール様に御提案したところ、快くご理解を頂きマーケティング課題の解消の一つになり得るとして出稿の決定をいただきました。
IDEA
サイネージの前にいる乗客の年齢や性別によって、3つの広告商材/動画を出し分けるようにして、40歳以上が50%以上の時は「ヱビスビール」、40歳未満が50%以上の時は「サッポロ生ビール黒ラベル」の広告を放映する。特に18:00から24:00では、上記条件に加え、ほかに優先される配信指示として女性比率が30%を超えた場合は「サッポロチューハイ99.99<フォーナイン>」の広告を放映としました。OOHならではの「同時に多くの人々に訴求と共有が出来る媒体特性」を活用し、「今、その場にいる乗客」の属性の割合で出し分ける手法の導入となりました。
*年齢や性別データに関しては放映後削除するシステムにより、個人情報を保全
RESULT
放映に際しては、リアルな属性を判別している為に同じ車両の中でも各サイネージに違う動画素材が流れるなど、きめ細やかな出し分けがされました。また、放映素材のログデータが時間帯や駅ごとの乗客データとして取得できることから、実施中に傾向を把握して出し分け指示を変更するなどの機動的な運用も行うことが出来、更に今後のマーケティング活動に役立つデータとして活用する事も出来ると、サッポロビール様からの評価もいただきました。
一方、マスクをしている人が多数いる車内での属性判別には不安定な部分があり、改善の余地を残しています。
*新しいダイナミックDOOHの事例として、デジタルサイネージアワード2020にてDOOH部門で優秀賞を受賞しております。