Our Topicsフジテレビ公式動画配信サービス「FOD」の事業成長につなぐ マーケティング戦略とOOHに期待する役割 ダイジェストレポート

はじめに

2024年6月24日(月)に開催された宣伝会議サミット2024(夏) オンラインにて、株式会社オリコム統合メディアプランニング部のマネージャーである豊田がモデレーターを務め、「フジテレビ公式動画配信サービス『FOD』の事業成長につなぐマーケティング戦略とOOHに期待する役割」というテーマで、「FOD」のプロモーション担当の広瀬裕太郎氏を招き、マーケティング戦略とOOHに期待する役割についてトークセッションを行いました。

ポイント

  1. 動画配信サービス市場
    巨大の成長市場であるが、群雄割拠で熾烈な競争環境。
  2. FODの課題とOOHの重要性
    業界上位の競合他社に比べて低いポジションでチャレンジャーポジション。認知率を上げるために地上波以外のタッチポイントを拡大する必要があり、そこでOOHが重要なファクターとなります。
  3. OOHの特徴と効果
    OOHの特徴と実際どのような効果があったのか調査データを用いて紹介いたします。

開催概要

  • イベント名
    宣伝会議サミット2024(夏) オンライン
  • タイトル:
    フジテレビ公式動画配信サービス「FOD」の事業成長につなぐマーケティング戦略とOOHに期待する役割
  • 開催日時:
    2024年6月24日(月)16:10~16:40
  • 形式:
     Zoomウェビナー
  • 登壇者:
    株式会社フジテレビジョン ビジネス推進局 コンテンツビジネスセンター
    広瀬 裕太郎(ひろせ ゆうたろう)
    株式会社オリコム デジタルコミュニケーションプランニング統合メディアプランニング部
    豊田 哲也(とよだ てつや)

動画配信市場の成長

動画配信市場は急速に成長しており、市場規模は2020年に3200億円、2023年には5000億円を超える見込みです。縦型のショートドラマの動画配信プラットフォームも市場に加わり、今後さらに成長が加速すると予想されています。

FODの課題とOOHの重要性

FODの名称認知率が64.9%であり、競合他社に比べて低いポジションにあります。このため、地上波以外のタッチポイントを拡大する必要があります。OOHは、不特定多数にアプローチ可能であり、通勤通学など生活者の生活動線に自然に潜り込み認知を促進する効果があり、インターネット広告と異なり、生活者にストレスを与えず、自然にアプローチできる「嫌われないメディア」としての特性があります。

コミュニケーション戦略と戦術

  1. 継続的コミュニケーション戦略
    時間による面の広さいわゆる繰り返しの概念。車の車両ビジョン広告、駅のホーム看板、街頭ビジョン、タクシーサイネージなど、日常的に目に触れる場所での広告を通じて、継続的なコミュニケーションを展開しています。これにより、生活者にFODの存在を自然に意識させ、潜在的意識を形成することを目指しています。
  2. 刺激的コミュニケーション戦略
    渋谷スクランブル交差点をジャックする広告や、フジテレビドラマの名セリフをテキストのみで展開する広告など、刺激的な広告展開の事例を紹介しました。これらの戦略は、偶発的な出会いを通じてシェアやバイラル効果を狙い、話題性を高めることを目的としています。

OOHの効果

これまでの効果測定では、SNS広告と交通広告両方認知者は行動変容を起こしやすく、
また、交通広告の継続掲出は、FODの継続利用に有効であることが明らかであることがわかりました。
FODを継続利用している人だけでなく、FODを解約した人、FODの利用と休止を繰り返している人に対しても、高い広告認知とともに、関心喚起・視聴の機会創出に繋がっていることが新たに明らかになりました。

まとめ

FODは放送局が運営してる事業であり、放送局として地上波を使う、あるいは過去IPを使う、リモコンなどにボタンとして印字されるなど、タッチポイントの拡大で引き続きリーチは獲得している状況であります。しかし認知率はまだまだ発展途上であり、そこで数あるメディアの中でもOOHが重要であると考えまして、地上波あるいはデジタルとの融合のコミュニケーションでさらなる認知拡大というものを狙っていこうというところです。
コミュニケーションの要ですが継続 と刺激というところ。持続性それからインパクト、この両軸を広げて重ねていくことで話題総量を最大化して、デジタルでコンバージョンへと導いていくということがFODの事業戦略となります。
ブランドリフトの調査においても徐々ではありますがFODの認知上がり続けております。今後エリアも拡大しながらメディア戦略の最適化を図りながらさらに事業の成長というところを狙っていきたいなという風に考えております。

豊田より

視聴者の皆様OOHに興味を持っていただいた際には、是非ライトな相談からオリコムにご相談いただければと思います。 ご清聴いただきありがとうございました。

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